LayerXの石黒(@takaya_i)です。LayerXでは採用や組織づくり、広報の面から開発チームをサポートしています。
今回は、CADDiとLayerXの共催で4月28日にオンラインで実施した【DX Tech Talk #2 「難しいことに挑戦するから面白い」開発組織のリアル】のオンラインイベントをレポートします。開発組織の課題感や、向き合う課題について興味をお持ちいただくきっかけになれば嬉しいです。
記事の最後に、当日の動画(YouTube)リンクもありますのでぜひご視聴ください。
イベント概要
DX Tech Talk とは
「もう一つのDX」と呼ばれる、DX(=Developer eXperience)を題材に、開発組織やTechnologyのトークが大好きなゲストをお迎えし、Developer eXperienceを中心にトークするイベントがDX Tech Talkです。
今回は「重い産業」のDXに挑戦するCADDiとLayerXの共催で、下記2つのトークセッションに分けてそれぞれ対談を行いました。(2021年4月28日 オンライン開催) Talk Session 1 「開発組織のリアル」(開発メンバー対談) Talk Session 2 「難しいことに挑戦するから面白い」(CTO対談) 100名を超えるご応募をいただき、急遽参加枠を増やすなど、好評をいただいたイベントとなりました。
本エントリでは、当日の様子を各セッションのハイライトと共にお届けします。
当日の資料
Talk Session 1 開発組織のリアル
事前に寄せられた質問に、大原(CADDi・フロントエンドエンジニア)、花村(LayerX・シニアアーキテクト)が回答しました。
Q1:CADDi / LayerXに入ったきっかけは?
Q1:入社背景
ぶっちゃけCADDi / LayerXに入ったのはなぜ?
どんな形で興味を持ったのですか?
大原:CTOのアキさん(小橋)に声をかけていただいて、(入社前から)開発に関わらせてもらっていたのがきっかけですね。
石黒:自身が(キャリアを)広げていきたい方向と入社の理由がマッチしたんですね。
花村:もともとブロックチェーンが大好きで、ブロックチェーンを用いてビジネスのコアな部分をやる、というところに興味を持ちました。テクノロジードリブンで、技術をベースに業務の生産性を上げる、というところを考えられるのが個人的にマッチしているなと思います。
Q2:toB特有の面白さとは?
Q2:toBとソフトウェアエンジニアリング
『toB』特有の面白さをソフトウェア・エンジニアリングの観点からお聞きしてみたいです
花村:(toC、例えばゲームなどは理想を描いてそれを現実世界に実装しやすいという理解に対し)toBは、(経理SaaSに関して言えば)例えば会社ごとに会計処理が異なったりと、トップダウン的に理想を考える力と、ボトムアップ的に実務から作っていく、という両面をフィットさせるのが面白いところだし、toB特有だと思いますね。
大原:製造業はデジタル化があまり進んでいないという現実から、いかにひとつずつステップアップして使っていただく(プロダクトを作る)かを考えるのが面白いところですね。
Q3:開発組織のリアル、Q4:開発組織の特徴 など
Talk Session1後半では、以下の質問にも回答しました。(詳細は本記事下部のアーカイブ動画にて公開中です)
Q3:開発組織のリアル
どんなメンバーが多いですか?
「人が増えたらやりたいこと(=課題)」をお二人の目線で教えて下さい
Q4:開発組織の特徴
開発組織の特徴、ユニークなポイントを教えて下さい
また、それが顧客にどのような価値として還元されているか教えて下さい
その他、当日に参加者から以下の質問をいただき、それぞれ回答しました。
- toBだとUI/UXの重要性があると思うが、それを開発メンバーに意識させる、もしくはチームみんなで意識していることは何か?
- お二人が一緒に働く方に求めるものは何ですか?
Talk Session2:CTO対談「難しいから面白い」
事前に寄せられた質問に小橋(CADDi・CTO)、松本(LayerX・CTO)が回答しました。
Q1:お互いの会社、どう見えていますか?
Q1: お互いの会社、どう見えていますか? 「ここは盗みたい」「ここはもっと深堀りして聴いてみたい」所があればお話ください
小橋:LayerXとは1年前にもイベントをさせていただいて、「古き良き産業」と向き合ってどんどんシフトしているな、という印象です。そんな中で、どうやってアジリティを担保しているかをぜひ伺いたいですね。小さなチームで、大手(企業)と向き合っていて、(社内やチームは)どういう雰囲気なのか、といったところも深堀りたいなと。
松本:ひとつは、とにかくみんなが何でもやるんです。エンジニアが証券外務員を取ったり、簿記を取ったり。その環境が面白いなと思います。「みんなが柔軟に何でも取り組む」というのが、何かを検証するとき、細かく施策を動かすときに重要な手段の一つになっていますね。これがアジリティの源泉になっているなと思います。 もうひとつは、とにかくデモドリブン開発をしています。「動くもので会話しよう」という文化が強いですね。「とりあえず作って、違ったら捨てる」というアクションの中で、ファクトを拾って、意思決定するのが強みだなと。
松本:CADDiは、創業時から製造業にある種の勘所を持っていて、そこにまっすぐ向かって組織作りをしてきていますよね。発信に揺るぎない自信を感じるし、尊敬しています。組織設計をどうやっているか伺いたいです。
小橋:(製造業界も広いので)私たちも決して全てわかっているわけではなく、新しい領域に入るたびに全く違う困難に向き合っています。常に事業拡大する中で、学ぶというのは大事にしています。
Q2:伝統産業/伝統業務の難しさ
Q2: ソフトウェアは伝統産業/伝統業務をどう変えていますか? どんな時に「ソフトウェアの力」を感じますか?
松本:自分たちがユーザーになる機会が少ないので、まず当たり前を知るところからスタートですね。資格を取ったり、勉強をして、(ユーザーと)同じ言葉を話せるようになって、ようやくいいプロダクトが設計できる、といった感じですね。
小橋:そうですね。私たちがユーザーでないことが多いですね。かつ伝統産業は、UXの考え方が違いますね。紙とFAXとか。(そのUXの良さも理解しているので、)それをリプレイスするのか補助するのか、といったところが重要かなと。
Q3:CTOの時間の使い方、Q4:これからの「むずかしさ」や「面白さ」について
Talk Session2後半では、以下の質問にも回答しました。(詳細は本記事下部のアーカイブ動画にて公開中です)
Q3:CTOの時間の使い方 今はどのような時間の使い方をしていますか? 将来的にどのようにその時間の使い方を変えていきたいですか?
Q4:これから これから「むずかしさ」はどのように変化していきますか? 今のフェーズでジョインする面白さ、これからの面白さを教えてください
最後に
以上、イベントの様子についてお届けしました。 今後のイベントについては随時LayerXのconnpassページにUP予定です!(https://layerx.connpass.com/)