LayerX エンジニアブログ

LayerX の エンジニアブログです。

LayerXの組織的スピード感

初めまして! バクラク事業部でバクラク申請・経費精算の開発を担当している id:kikuchy です。
この記事は6月から始まっている #LXベッテク月間 10日目の記事です。

前回は@sh_komineさんによる 【GraphQL × Go】 N+1問題を解決するgqlgen + dataloaderの実装方法とCacheの実装オプション でした。
バクラクのバックエンドはまだ詳しくないのでとても勉強になりました。DataLoader活用していくぞい💪

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id:kikuchy は2022年4月に弊社に入社しました。まだ入社から2ヶ月程度しか経過していません。
少々テクノロジーの話から逸れますが、エンジニアから見たこの会社がどんな会社なのか、その特徴を、気持ちがまだ新たなうちにお伝えしたいと思います。

バックグラウンド

  • スキル
    • スマートフォン向けアプリ開発が専門、中でもクロスプラットフォームフレームワーク(Flutter)
    • フロントからバックエンドまで必要あれば何でもやります
  • 前職
    • toCのデーティングアプリ開発
    • 7年くらいやってました

特徴

スピード感が圧倒的です。🏎️💨

前職がスピード感のない職場だったかと言えばそんなことは全く無いのですが、それにしてもLayerXのスピードが圧倒的なのです。

実装の速さもそうなのですが、何よりも意思決定の速度が早いのがスピード感の主な要因だと感じています。

どうして意思決定が早いのか

ベンチャースピリットとか、溢れんばかりのやる気、とかもあると思います。
が、個人の資質に左右される話は「○○さんだからできるんだよね」で終わってしまうので、この記事では構造的な要因に絞ってみました。

チームの小ささ

もしかしたら今のフェーズだけなのかも知れません。
もっと成長してもっと人が増えれば、また変わってくるかも知れません。

しかし、今の所、少人数制の体制が意思決定の速さにつながっているなと感じています。
人数の少なさは、情報共有の簡便さ。
バクラク申請・経費精算のチームの専任は4人で、何か話し合いがもたれるとしてもすぐに招集が可能。

人数の少なさは、目が行き届くということ。
適度なプレッシャーと、相談できる人が明確という安心感から、やることが決まってから実装までが早いのなんの。

やることが明確

業態がB2Bだからなのか、それともチームのマネジメント陣が優秀だからなのかはわかりません。多分両方でしょう。
新規のお客様のKnock-out Factor1や、既存のお客様からの要望が整理されていて、次にとりかかることが明確です。
またプロダクトのロードマップも丁寧に図示されている上に頻繁に更新されており、個々の施策がどんな意味を持ってくるのかもわかりやすく、実装にも気合を入れやすいのです。

エンジニアに求められるタスクの範囲の広さ

仕様の詳細もエンジニアがMTGに入って決めます。
ちょっとしたデザインくらいならエンジニアがアドリブで作ります。
要望についてわからないことがあれば社内のドメインエキスパートにインタビューすることはしょっちゅうですし、場合によってはお客様から直にヒアリングすることもあります。

エンジニアが決めてエンジニアが作る。早いのも道理ですね。

こうした働き方はこちらで榎本さんが語られている通りのものです。
ガツガツと一次情報を取りに(狩りに?)ゆくAnimalさを、普段から背中で語ってくれているのです。

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上層の意思決定も早い

エンジニアだけでなく、他の職域の方々も意思決定が早いですし、マネジメント陣や経営陣も意思決定も早いです。
一週間の間に取りに行くマーケットの見直しなどが行われ、それを説明する図表まで合わせて書き換えられていることがあり、大変驚きました。

経営陣と全社員の距離が近い

100人とちょっとの従業員がいるのに、(傍目の印象ですが)全員と経営陣の距離が近いように感じます。

おそらく、以下の活動があるためにそう感じるのだと思っています。

  • 経営陣が「Feedback is a Gift」を掲げている
    • 実際に定期的に耳が痛いはずの意見を集め、それを全社で公開して今後はどうしてゆくのかを述べたり
  • 毎週の定例で経営陣が考えをプレゼンしている

実際に今年あった、耳が痛いはずな意見も吸い上げたリーダーシップサーベイ。その全社共有会があるのです

ざっくりまとめてしまうと、行動指針やカルチャーについて事あるごとに述べる、そして実践している姿勢を見せてくれているから、です。

物理的な距離の近さではなく、考え方に接することができること。
それが人間が感じる「近さ」なのだなと実感したものでした。

こうした経営陣の取り組みについて、松本さんが書かれた記事はこちら。
ここに書かれたことが有言実行されていることに驚きます。

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明日はCSで大活躍のmichiru_daさんがCSチームのベッテクな事例を紹介してくださるそうです。 楽しみ〜〜〜!!


  1. お客様に弊社製品を導入していただく上で「この要素がないから導入できない」という要素のこと