LayerX エンジニアブログ

LayerX の エンジニアブログです。

R&Dへのチャレンジ!AI・LLM事業部プロダクト開発体制updateFY25Q2

LayerXのAI・LLM事業部で事業部CPO 兼 プロダクト部の部長をしている小林(@nekokak)です。

2025年4月1日から事業部内の体制が変わりましたとご紹介しましたが、早いものでFirst Quarterが終わりました。心強い仲間が増えたこと、取り組みの幅が広がったことによりこの7月からちょっとだけ組織を変えましたので、今日はその変更点ご紹介と、組織づくりをしていく上で大切にしていることを紹介してみます。

https://tech.layerx.co.jp/entry/2025/04/03/154128

FY25Q2からのAI・LLM事業部 プロダクト部の体制について

7月1日からプロダクト部にLLMエンジニアを統括するグループを2つに、そしてR&Dを推進するグループを新設しました。

プロダクト部update

  • 開発グループ
  • 企画グループ
  • LLM第一グループ update!
  • LLM第二グループ update!
  • デザイングループ
  • R&Dグループ update!

LLMグループは今まで一つのグループでマネージメントしていましたが、案件パイプラインが増えてきたこと、人員増加に伴いマネージメント負担を減らすことや、担当ミッションをクリアにすることを目的に第一グループと第二グループに分割しました。 グループは分割しましたが、組織を縦割りにする意図では無いので、グループミーティングなどは共同で開催しており、それぞれのグループマネージャーの連携は綿密に取っています。状況によってお互いをヘルプできる状態を確保しています。

R&Dグループは新たに新設しました。以前、LayerX Tech Blogでもワークフロー自動生成の記事の投稿がありましたが、AI Agent/Agentic Workflowにより業務生産性をより高めていく為にはプロアクティブなR&Dが必要不可欠となります。

R&Dグループのとりくみ

先日も事業部オフサイトで力説したのですが、1年前のLLMと今のLLMでは格段の技術的な進化があります。2年前も多くの人を驚かせる技術ではありましたが、今のLLMは人間が想像する更に上を行く進化を続けています。

AI Nativeなプロダクト開発を進める我々は日々その技術をキャッチアップしながら自分たちのプロダクトに取り込んでいき、より高いアウトカムを生み出す取り組みをしていますが、通常の取り組みだけにとどまってしまうと、どうしてもフォロワー的な動きが多くなってしまいます。

なので、強い意思を持ち「出来るかどうかわからないけど、事業・プロダクトにこういう技術があればより高いアウトカムを生み出すことが出来るはず」をテーマにチャレンジを始めました。

R&Dは千三つの世界だと思っています(1000回トライしたら3回くらい成功する) もちろん成功の可能性を高めるための努力はしますが、失敗したとしてもその失敗から学び、次のチャレンジに繋がるようプロアクティブなチャレンジを行っていきます。

ただし、我々は事業会社なので基礎研究的な事に取り組む予定はなく、あくまで事業に活きるモノをテーマに取り組んでいきます(社会実装に近いかな)

なので論文執筆などがゴールではなく、プロダクトの価値を高めるアウトプットを作りに行きます。

我々のR&Dで取り組んだ成果については積極的に公開したいと思いますし、昨日もR&Dマネージャーと会話する中で、良いモノが出来たらOSSなどで積極的に公開出来たら良いね。という話をしました。

まだまだ始まったばかりですが、こうご期待!です。

Scrumチームの変化

4月1日のタイミングでは3つのScrumチームがあるとご紹介しましたが、今少し変化しており、プロダクト開発の優先順位をしっかりつけ、リソースアサインをそれにあわせました。

現在のScrumチームは

  • Agentic Workflowチーム
  • Ai Workforce開発&WorkflowBuilder開発チーム

の2つのScrumチームとしています。

Agentic Workflowチームは新しいアーキテクチャを設計し、初期版のリリースをまもなく迎えようとしています!(爆速) アーキテクチャの柔軟性、拡張性の高さは目を見張るモノで、様々なユースケースに適用出来るイメージが湧いており、社内では期待のシステムになっています。

Agentic Workflowについてもどこかでご紹介できるのを楽しみにしています。

Ai Workforce開発&WorkflowBuilder開発チームは既存のシステムのメンテナンス?と思われるかも知れませんが、そんな事はありません。Ai Workforceが持つ強力なAI Workflowのパワーをさらに拡張するような新機能やUXの改善なども進めています。 更に、チームでは技術的負債を解消すべく、機能追加だけでなくリファクタリング、パフォーマンスチューニングにも取り組んでおり、継続的にプロダクトを進化させています。

デザインチームの強化

4月からは1名のフルコミットデザイナー中心にプロダクトデザイン、コミュニケーションデザインに取り組んでいましたが、7月から新たにコミュニケーションデザイナーがチームにJoinしました。

Ai WorkforecはAI/LLMの汎用Platformとして作られていますので、本当にいろいろなことが出来ます。いろいろなことが出来すぎると逆に何が出来るかわからない。というユーザーのプロダクト理解の難易度が高まってしまいます。 今後はコミュニケーションデザイナーを中心にプロダクトマーケティングにも力を入れていきたいと考えています。

AI/LLM時代のど真ん中にいるプロダクトのプロダクトマーケティングに興味ある方はお待ちしております!

組織づくりをする上で大切にしているコト

急拡大する組織をマネージメントするのは結構大変です。

  1. プロダクト/ビジネスを前に進めなければならない
  2. 採用含め組織をつくっていかなければならない

もちろんどのフェーズでも発生しうることではありますが、 1については、プロダクトのPMFがまだ道半ばで不確実性が高い場合は如何に爆速で価値検証出来るかが重要です。考えては作り、使ってもらい、Feedbackを受けたり分析したりして改善を繰り返す。または違うところに旗を立て、その仮説を実証していく。この繰り返しだけでも相当に大変なのですが、事業スタート時点では少ない人数でぶん回しているので、仮説の数を増やしたり、実証できソレをデリバリーまで持っていくには組織の規模を適切なサイズにしていく必要があります。ですので2を並行して行っていく必要があります。

LayerXは全員採用を掲げており、様々な形で採用に関わっています。 (採用関連の話はまたどこかで)

採用を進め、仲間が増えてくると次に取り組むべきはオンボーディングと組織カルチャーの浸透です。

折角待ちに待った仲間がJoinしてくれてもオンボーディングが出来ないと、慣れてくるまでの数ヶ月がかなりしんどいモノになると思っています。できるだけ新しい仲間によりそいながら、事業理解、システム理解、そして背中を預ける仲間の理解が進むように取り組んでいます。

今の我々は

  • オンボーディングプロセスの可視化
  • オンボーダーのアサイン
  • ウェルカムランチ、ウェルカムディナー
  • 定期的なオフラインMTG

を始めとしたいくつかの取り組みをしていますが、改善余地はまだまだあるので継続的な改善を行っていきたいと思います。

これらを推進していく中で一番大切だと思っているのは、 「仕事をしていて楽しい!」 という状態をいかに早く作れるかだと思っています。 何に楽しさを感じるかは人それぞれではありますが、日々のコミュニケーション(疎外感を感じないように)、スモールサクセス(事業での成功体験)を作るのが一番良いのではないかと思っています。

誰しも転職して環境が変わることに対し不安を抱くものです。 その不安を解消するのに一番良いのは仲間から認められている、必要とされている、自分の経験や能力が活かせている!という状況を自分自身で感じる時ではないでしょうか?

我々も完璧にそれが出来ているわけでは有りませんが、少しでも新しい仲間がワクワクしながら事業にプロダクトに取り組めるように引き続き取り組んでいきたいと思います。

LLMによって引き起こされた時代の変革期に一緒にチャレンジしませんか? 興味持って頂いた方は是非一度お話しましょう!

jobs.layerx.co.jp

今後

今日はAI・LLM事業部プロダクト部のupdateをお届けしました。 今後も我々の取り組みは積極的に発信していきますのでお楽しみに!

Xの @LayerX_techアカウントではLayerXの様々な取り組みを発信していますので、是非こちらもフォローしてください。