機械学習エンジニアの吉田です。 この記事は DEIM2024 (第16回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム) の参加レポートとなります。LayerXは昨年に引き続きプラチナスポンサーとして協賛させていただきました。
今年は 2月28日(水) ~ 3月1日(金) にオンラインによる一般発表セッションの後、土日を挟んで 3月4日(月) ~ 3月5日(火) に兵庫県姫路市にあるアクリエひめじで開催されました。
姫路でのオンサイトではチュートリアルやインタラクティブセッション (ポスター) のほかネットワーキングなどの参加型企画が行われました。
技術報告発表
オンラインでの一般発表セッションでは5つのトラックで3日間にわたり行われ、初日にはLayerXにおけるAI・機械学習技術の活用事例について技術報告発表させていただきました。
LayerXがAIを活用して成し遂げたいこと、またバクラク事業とAI・LLM事業における具体的な取り組みを中心に幅広くご紹介させていただきました。
以下が発表資料となりますのでぜひご覧ください。
[T1-A-1-05] 【技術報告】LayerXにおけるAI・機械学習技術の活用事例とその裏側
チュートリアル
オフサイトの初日はチュートリアルから始まりました。午前と午後に4つずつチュートリアルが行われ、私は [TU-B-1] LLMと音声理解・生成の最新動向 に参加しました。
前半はLLMの基礎から最新の動向までの解説があり、特にLLMのチューニングのアプローチについて勉強になりました。
紹介されている論文は毎週社内で行っている機械学習勉強会でも取り上げていきたいと思いました。
後半は音 x LLMの最新動向についての解説がありました。音声の理解・生成といった分野については知らないことが多く、このような機会で知識を得ることができてよかったです。チュートリアルで使用されたスライドは学会に参加した方以外にも公開されていて非常にありがたいです。
スポンサー企業展示
企業ブースでは学生や企業の方など多くの方にお立ち寄りいただき技術報告ではお伝えしきれなかった内容やバクラクの機能についてデモを交えてご紹介させていただきました。
昨年参加させていただいた学会よりもLayerXを知っていただている方が多く、以前お話しした方々と再会できたり、新たな出会いもありました。
学生の方からは「いつもテックブログを読んでます!勉強になります。」という嬉しいお声もいただき、LayerXの活動が広く知られるようになってきたことを実感しました。
ノベルティとしてお配りしたストレッチバンドも好評でした。
参加型企画
オフサイト初日の最後には、参加型企画としてネットワーキングイベントと「DEIMを羽ばたいた学生の今」と題したDBSJ学生企画が行われました。
ネットワーキングイベントでは、各々の参加者が話したいテーマを持ち寄り、そのテーマが置かれている机の周りに集まって交流するという方式で、いろいろな企業の方や研究者の方、学生の方と交流することができました。
DBSJ学生企画「DEIMを羽ばたいた学生の今」では、DEIMを経験して社会で活躍されている研究者やエンジニア、起業家など多彩なキャリアを持つ方々が登壇し、LTによるプレゼンや質疑応答が行われました。 LayerXからは松村が登壇し、質疑応答では「学生のときに気づかなかったDEIMの魅力」や「博士課程の価値」「子育てと研究の両立」など多岐にわたる質問が飛び交い、参加者全員で有意義な時間を過ごすことができました。
表彰
最終日には表彰式が行われ、各賞の受賞者が発表されました。 プラチナスポンサー8社によるスポンサー賞もあり、LayerXからは以下の発表を選定させていただきました。
[T3-B-6-05] 好奇心に基づいたユーザ適応型セレンディピティ推薦手法の提案
好奇心という部分に着目し、ユーザごとに知識を求める傾向は異なるという問題を解決しているアイディアが面白いと感じました。 LayerXとしてもユーザ体験を重視したプロダクトを開発しており、各々のユーザ様に対してどう最適化を行うのかという課題は我々も日々直面している課題です。そのような実課題を解決していけるような発展を、今後も期待しています。
さいごに
DEIM2024は多くの方々との出会いや学びがありました。LayerXとしても引き続きDEIMに協賛し、学会を支援していきたいと考えております。
DEIMの参加者の皆様、運営の皆様ありがとうございました。
最後に、LayerXではインターンシップや新卒採用を募集しております。
興味を持たれた方は是非カジュアル面談からでもお気軽にどうぞ!