はじめに
ChatGPTは、OpenAIが開発した高性能な自然言語処理モデルで、会話や質問応答など多くの分野で応用が可能です。この記事では、LayerXのバクラク請求書チームで開催したChatGPTを題材としたハッカソンの概要や、成果物についてお伝えします。
(※今回のハッカソンで業務上データは利用しておりません)
ハッカソン概要
最近話題を集めているChatGPTですが、LayerXでも新卒採用や研修に取り入れることを検討しています。
ChatGPTやNotion AIをはじめとしたLLMは今後の製品開発でさらなる価値創出が期待されるため、この機会に知見を深めることを目指し、バクラク請求書チームでハッカソンを実施しました。
ハッカソンで生まれたアイデア
ハッカソンで開発された主な成果物を以下に紹介します。
日本語からSQL生成するデータ分析bot
SQLを書くのが難しいビジネスチームのメンバーが、ChatGPTを使って会話形式でデータ抽出や集計ができるようにするアイデアが提案されました。これにより、SQLを書かずに自然な言葉でデータ分析が可能になります。
テーブルのスキーマ情報をChatGPTに与えることで、正確な指示を認識しSQLクエリを生成することができました。SQL生成の精度は非常に高く、実用レベルであると感じました。
コードからテストケースを生成するツール
開発者が関数を入力すると、ChatGPTがテストケースを考案するツールが作られました。これにより、テスト作成が効率化され、開発者の作業負担が軽減されます。今回はテストケースのみでしたが、テストコードも生成することができるため、今後活用していきたいです。
他にも、実際にバクラク請求書にChatGPTを組み込んでPoCを行ったりもしました。
まとめ
短期間でしたが、ハッカソンを通じて参加者はChatGPTの活用方法を模索する良い時間が取れました。今後もChatGPTを活用して、業務の自動化や効率化、プロダクトの価値向上に取り組んでいきます。
(この記事の執筆もChatGPTを活用しています)