こんにちは。バクラク事業部エンジニアの omori (@onsd_) です。
先日開催された JSConf JP 2024 に参加しました。 本記事では、LayerXとJSConf の関わりの共有と、セッションの一部について振り返りを行っておりますので、ぜひご覧ください。
JSConf JP とは
JSConf JP 2024 は、日本最大級の JavaScript カンファレンスであり、一般社団法人 Japan Node.js Association が主催する JavaScript フェスティバルです。 今年で日本開催 5 回目を迎え、日本の Web 開発者と海外の Web 開発者をつなぐ架け橋となることを目指しています。
JSConf JP 2024 と LayerX
今回 LayerX は、JSConf JP 2024 に Premium Sponsor として協賛しました。 協賛の背景等についてはこちらをご覧ください。
JSConf JP 2024にPremium Sponsorとして協賛します & 2名登壇します! #jsconfjp - LayerX エンジニアブログ
ブースでは、社内で実際に利用した ADR (Architecture Decision Records) をお見せしていました。 多くの方にブースにお越しいただき、技術に関するディスカッションができたこと大変嬉しく思っております。
LayerXのブースやセッションにお越しくださった皆さま、ありがとうございました!
— LayerX Tech (@LayerX_tech) November 23, 2024
ADRを熱心にご覧いただき、多くのご質問やフィードバックに感激しています。
またどこかのイベントでお会いしましょう🤝
LayerXの最新情報は本アカウントでお伝えしますので、ぜひフォローもお願いします! #jsconfjp pic.twitter.com/9sWtDpilPF
そして今回弊社からは minako-ph と ypresto の2名が登壇しました。 アーカイブ動画や登壇資料が公開されておりますので、こちらもぜひ御覧ください。
静的解析で実現した効率的なi18n対応の仕組みづくり (minako-ph) speakerdeck.com 動画:https://www.youtube.com/live/5Wt0r5vHOwQ?t=16150s
Next.jsとNuxtが混在?iframeでなんとかする! (ypresto) speakerdeck.com 動画:(トラックAの動画は執筆時点で非公開になっておりました。)
トークの振り返り
JSConf JP 2024 では、 JavaScript に関する様々なトークが行われました。トークを聴講していたメンバーより、簡単な振り返りを共有させていただきます。
React CompilerとFine Grained Reactivityと宣言的UIのこれから
React CompilerとFine Grained Reactivityと宣言的UIのこれから - ssssota (TOMIKAWA Sotaro) | JSConf JP
文章: omori (@onsd_)
React, Vue といったフロントエンドのライブラリは、仮想DOMという技術を用いてブラウザ上に要素を効率よく描画しています。しかし、この仮想DOMは計算するオーバーヘッドが問題視されており、各ライブラリがそのオーバーヘッドをどうやって解決しようとしているのかをデモを交えながら解説されていました。
普段 React やVue を使って開発しているものの、それらがどうやって実現されているのかであったり、どんな問題があるのかについて知らなかったのでとても勉強になりました。解説されていた新技術については今後の進化をウォッチしていたいと思います。
資料:https://speakerdeck.com/ssssota/the-next-chapter-of-declarative-ui
動画:https://www.youtube.com/live/2BXwigWGjWQ?feature=shared&t=7801
LT: JavaScriptを支えるエコシステム(漫才)
LT: JavaScriptを支えるエコシステム(漫才) - ECMAボーイ (@uhyo_),ECMAボーイ (@shqld) | JSConf JP
文章:tiger (@ta1m1kam)
ちょうどM-1の準決勝が始まる頃ですが、JSConfでもユニークな発表が話題をさらいました。それは、ECMAボーイによる「JavaScriptを支えるエコシステム」と題した"漫才形式"の斬新な登壇です。冒頭の一言、「オカンがね、気になるパッケージマネージャがある」に、会場は一気に笑いの渦に包まれました。発表内容は笑いに留まらず、JavaScriptエコシステムを構成する要素であるパッケージマネージャ、バンドラ、エッジワーカーといったツールや技術が持つ"イジられやすい"特徴をコミカルに解説し、技術者が共感できる内容でありながら、勉強になる場面も多くありました。
公開されている非表示スライドには、Runtimeに関するトピックも含まれていたこともあり 今後披露されることを楽しみにしたいと思います。
資料:https://docs.google.com/presentation/d/1cwNcGQ6-GNi8xf_E3XBRWgGIxksoeGiEtAZ6wDkeoXs/edit#slide=id.p
動画:https://www.youtube.com/live/2BXwigWGjWQ?t=3110
Creating Fast-Feeling Web Apps
Creating Fast-Feeling Web Apps - Trung Vo | JSConf JP
文章:zabeth (@zabeth129)
私はFintech事業部でファンド運用業務を効率化するための社内システムを開発しているのですが、コスパの良い速度改善が最近の自分のテーマだったのでこの発表を聞きました。
Webアプリケーションの速くしたい場合、実際の表示速度を速くするアプローチと「ユーザーに速いと感じさせる(遅いと感じさせない)」アプローチがあり、本発表は後者にフォーカスがあたっていました。Spinnerを出すタイミングの工夫、キャッシュや初期値を活用して早い段階でユーザーによるインタラクションを可能にするなど、今日から小さく試せそうなtipsを知ることができ、とても勉強になりました。
動画:(トラックAの動画は執筆時点で非公開になっておりました。)
おわりに
JSConf JP に参加させていただくことで、知らない技術に触れることができたり、 使っている技術の背景について学ぶことができました。普段からアンテナを張って学び続けたいなと改めて思った一日でした。
最後になりますが、JSConf JP 2024 の運営に携わった皆様、そしてブースにお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
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