LayerX エンジニアブログ

LayerX の エンジニアブログです。

AI・LLM事業部

LLMの出力構造を推論して自動的に構造化する

2022年末のOpenAI GPT公開以降、LLMをソフトウェアに組み込む流れが広がる中で、2023年6月のFunction callingの登場は画期的でした。これは出力形式をJSONで定義し、LLMの応答を構造化できる仕組みで、現在はStructured Outputとして発展しています。 しかし…

LayerX AI・LLM事業部におけるFDE

LayerX AI・LLM事業部の伊藤郁海(@ito_ikumin)です。 当事業部では先日、「Forward Deployed Engineer(FDE)」という新たなポジションの採用を始めました。 open.talentio.com FDEの詳細や、採用開始に至った背景については、FDEチームのマネージャーであ…

LLMが苦手な麻雀点数計算問題生成タスクの精度を33%から90%に上げたMulti Agentの力

LLMが苦手な麻雀点数計算問題生成タスクの精度を33%から90%に上げた話をします。「無数の選択肢の組み合わせを考えるタスクだが、正解は検証できる」という特性を持つタスクの精度を上げるノウハウを共有します。

Forward Deployed Engineerの募集を開始しました

こんにちは!LayerX AI・LLM事業部でマネージャーを務めていますエンジニアの恩田(さいぺ)です。 AI・LLM事業部では今回、新たにForward Deployed Engineerというポジションの募集を開始しました。 今回はこのFDEというポジションの紹介や募集の背景を書か…

R&Dへのチャレンジ!AI・LLM事業部プロダクト開発体制updateFY25Q2

LayerXのAI・LLM事業部で事業部CPO 兼 プロダクト部の部長をしている小林(@nekokak)です。 2025年4月1日から事業部内の体制が変わりましたとご紹介しましたが、早いものでFirst Quarterが終わりました。心強い仲間が増えたこと、取り組みの幅が広がったこと…

クラウドなネットワークの学び方2025

こんにちは。LayerX AI・LLM事業部 SREの@shinyorke(しんよーく)と申します。 最近は個人開発で作っている「生成AIによる野球データ分析」がだいぶ進捗して嬉しいです。 詳細は7/29(火)LayerX ランチタイムLT「AI for fun」でお披露目しますのでご興味あ…

スタートアップ開発者が知って得するエンタープライズ向けアプリケーションの開発Tips

こんにちは、LayerX AI・LLM事業部の篠塚(@shinofumijp)です。エンジニアリングマネージャーとして生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」の開発に携わっております。 Ai Workforce はすでにエンタープライズのお客様の実業務で稼働しており、「企業と成長…

LLMで長い出力を扱うときに、知っておくとちょっと楽になること

こんにちは。AI・LLM事業部 LLMグループ エンジニアのkoseiです。 AI・LLM事業部ではエンタープライズのお客様向けの文書処理業務を効率化するプロダクト「Ai Workforce」を開発・提供しています。詳細は以下のリンクをご参考ください。getaiworkforce.com …

Horizontal AI SaaSにおける精度評価基盤づくり

こんにちは。LayerX AI・LLM事業部でAi Workforceのプロダクトマネージャーを務めている稲生です。 Ai Workforce は、社内外に散在するドキュメントを活用し、抽出・分類・要約・生成などのタスクを自動化できる 横断型(Horizontal)AI プラットフォーム Sa…

クラウドストラテジーの入門と実践

こんにちは。LayerX AI・LLM事業部 SREの@shinyorke(しんよーく)と申します。 私はよく書籍を読むエンジニア*1なのですが、SREやクラウドなエンジニアにはクラウドストラテジーという書籍をオススメしています。 leanpub.com 名前の通り「クラウドを使う組…

プロダクトマネージャーのv0活用法

こんにちは、LayerXプロダクトマネージャーの野畑です。LayerXで生成AIプラットフォーム Ai Workforceの開発に従事しています。 サービス紹介サイト: getaiworkforce.com LayerXでは、プロダクトマネージャーがv0を活用することで、プロダクト開発のディス…

Ai Workforce激動の1年間を駆け抜けた開発環境の変化

こんにちは。LayerX AI・LLM事業部 テックリード、osukeです。 Ai Workforce のプロダクト開発をしています。 この1年間で、Ai Workforceは初期フェーズのプロダクトとして成長し、より多くのお客様に提供されるサービスとして成長しています。 初期フェーズ…

An American engineer’s first impressions after joining LayerX・アメリカ人エンジニアがLayerXに入社して感じた第一印象

(日本語版は下記です) Hello, I'm Tim Mansfield, Tech Lead in LayerX's AI & LLM division. (「マンスフィールド」 which honestly is tiring to type into forms, heh.) I've been doing product development in Silicon Valley for over 25 years, work…

LayerXのAi Workforceチームのエンジニア、木曜は会議しません

こんにちは、LayerXのAi Workforce事業部 開発グループでProduct Strategyを担当しているワカマツ ケンです。 これまで米国本社のSalesforce、Cisco、Adobeなどで20年以上にわたりシリコンバレーでプロダクト開発に携わってきました。特にSalesforceではAI機…

エージェント的ワークフローで業務自動化の精度を改善する取り組みについて

はじめまして、LayerX AI・LLM事業部でテックリードをやっているisamisushiと申します。 今回は我々が取り組んでいる「エージェント的ワークフロー (Agentic Workflows)」についてご紹介します。 AI・LLM事業部では、Ai Workforceというプロダクトを開発して…

【R&D】 X人月を削減せよ ーLLMで業務ワークフローを自動生成するー

大規模言語モデル(LLM)を活用したワークフローエンジン「Ai Workforce」をさらに効率的に活用するため、ドキュメント処理のワークフローを自動的に設計・生成するR&Dプロジェクト「ワークフロー自動生成」を紹介します。実業務では多種多様なドキュメント…

生成AIプラットフォーム導入のための「テクニカルプロジェクト・マネジメント」

こんにちは。LayerX AI・LLM事業部でSREを担当している@shinyorke(しんよーく)と申します。 「企業と共に成長するAIプラットフォーム」であるAi WorkforceのSREとして、 Ai Workforceのサイト信頼性エンジニアリング(Site Reliability Engineering) SRE…

v0でも出来る外部API呼び出し

はじめに こんにちは、LayerX AI・LLM事業部のソフトウェアエンジニアのyudetamagoです。 AI・LLM事業部では現在「Ai Workforce」というプロダクトを開発しているのですが、フロントエンドの開発効率化のためにv0を活用しています。 v0は画面のモックアップ…

仕様理解を促進するDevinの活用—ドキュメント生成の効率化とCursor連携

はじめに こんにちは!LayerX AI・LLM事業部LLMグループのマネージャーを務めていますエンジニアの恩田( さいぺ )です。 AI・LLM事業部では「Ai Workforce」というプロダクトを開発しています。レポジトリができてから早1年半、多数の機能が実装されてきま…

AI・LLM事業部プロダクト開発体制について

LayerXのAI・LLM事業部で事業部CPO 兼 プロダクト部の部長をしている小林(@nekokak)です。 2025年4月1日から事業部内の体制が変わり、プロダクト開発を推進するチームもupdateがあったのですが、内外からどういう体制なんですか?って聞かれることが多いので…

EM観点から見た生成AIプロダクト開発におけるQAエンジニアの役割とおもしろさ

こんにちは、LayerX AI・LLM事業部の篠塚(@shinofumijp)です。エンジニアリングマネージャーとして生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」の開発に携わっております。 Ai Workforceはすでにお客様にもご導入いただき、実際の業務にてご利用いただいています…

生成AI時代のCloud NativeとSREに対する考え方とスタンス

こんにちは。LayerX AI・LLM事業部 SREのshinyorke(しんよーく)と申します。 現在はAI・LLM事業部のAIプラットフォーム「Ai Workforce」1人目のSREとして、 SRE(Site Reliability Engineering)の戦略策定と導入、実装。 企業への導入に際する技術的なサ…

なぜ人は人形に語りかけるのか――生成AIが解放する700万年前からの叡智

こんにちは。LayerX AI・LLM事業部でプロダクトマネージャー(PdM)とBizDevをしている河野です。 この連載はその名の通り「LayerXのエンジニアのブログ」ですが、僕はエンジニア出身ではありません。 大学は社会科学部で、哲学や歴史などの人文科学や、社会…

LLMの不確実性との付き合い方:AIワークフロー開発におけるケーススタディ

こんにちは。AI・LLM事業部エンジニアの@koseiと申します。note.layerx.co.jp AI・LLM事業部ではお客さまの幅広い業務を効率化するためのプラットフォーム型のプロダクト「Ai Workforce」を開発しています。 getaiworkforce.com Ai Workforceは「AIワークフ…

n8nで構築したAIエージェントで不具合対応が爆速になる話

こんにちは、LayerX AI・LLM事業部でプロダクトマネージャー(PdM)をやっている稲生です。普段は生成AIを企業に導入するためのAi WorkforceというSaaSプロダクトの開発に携わっています。 getaiworkforce.com サマリ 今回は、不具合のハンドリングをする中…

SRE、はじめました - 事業部1人目SRE、Day1から現在までの過ごし方

こんにちは。LayerX AI・LLM事業部 SREのshinyorke(しんよーく)と申します。 LayerXには2025年1月中旬に入社しました。このブログの執筆時点ではようやっと入社一ヶ月といったところでしょうか。 私はAI・LLM事業部のAIプラットフォーム「Ai Workforce」1…

進化を続ける知性の時代と、エージェントの先、2025年に向けて

この記事は~LayerXテックアドカレ2024~の25日目の記事です。 先日の生成AI忘年会2024というイベントで、Sakana.aiの秋葉さんやLINEヤフーで生成AIを担当される宮澤さんとパネルディスカッションでご一緒させていただいたのですが、その中で象徴的な話題が飛…

新卒目線で見たAI・LLM事業部とAi Workforceのプロダクト開発

9月に入社したエンジニアの藤田と申します。AI・LLM事業部で新卒として働くとどのような業務ができるのか・その魅力をお話しいたします。 AI・LLM事業部が開発するプロダクト「Ai Workforce」 AI・LLM事業部では、主にエンタープライズのお客さま向けに、幅…

LayerX AI・LLM事業部とプロダクトの魅力と伸びしろ:最近ジョインしたPdMの視点から

みなさん、こんにちは。AI・LLM事業部のプロダクトマネージャー(PdM)として10月にジョインした稲生です。 簡単な経歴として、直近はtoCのECサービスのPdM、それ以前はエンジニアとしてアプリやウェブサービスを中心に開発を行ってきました。 今回は、最近…

Ai Workforceのインフラ構成

こんにちは、LayerX AI・LLM事業部テックリードの須藤です。 今回は、AI・LLM事業部が提供する「Ai Workforce」のインフラ構成について紹介します。 先日、Ai Workforceの紹介サイトがついに公開されました! getaiworkforce.com また、プロダクト開発チーム…