LayerX エンジニアブログ

LayerX の エンジニアブログです。

兼業する技術

ドーモ LayerX CTO室(兼 Fintech事業部)のken5scalです。

こちらは【LayerX Advent Calender 2021】の36日目の記事です。昨日の記事はこちら

専任として何かに集中できることに越したことはありません。が、時代は崖から飛び降りながら飛行機を組み立てる大攻勢時代、なかなかそうも行きません。 自分もFintech事業部のなかでALTERNAを実装しつつ、LayerX側で横断的なガードレールやISMSを進めるなど複数PJを持っています。

そういったPJは、素早い実装よりも着実に道を舗装する性格の施策であるケースが多いので、継続が重要です。 そして、継続の一番の大敵は、日々の忙しさに起因するダレや怠けです。面倒臭いと思った瞬間に試合終了です。 本エントリでは兼業をしつつ、ちゃんと進捗を出すジツについて記述します。

兼業仲間を増やす

まずは仲間を増やしましょう。上司にも相談し、体制を整備することで、全体のスループットを上げると同時に、「貴重な時間をもらっている」といういい意味での精神的な緊張により、ダレをなくします。

タスクを分解する

タスクを分解しまくり、面倒臭くないと思う範囲まで小さくしましょう。それこそが頭出しやたたき台になり、建設的な議論と質の良いアウトプットにつながります。 また進める上で、遠くも近すぎもないチェックポイントを置くことで、ちゃんと進んでる感を常に持てるようにします。日々(か週ごと)の小さな達成感がダレや倦怠感を減らします。

毎日進める

毎日一時間でもいいので進めます。進捗を出してゴールに近づいてることを意識し、モチベーションを維持しましょう。 仕様やAPIの理解が進み、それは資産になります。振り返ったら驚くほどの複利効果が貯まるまで、資産を積み上げていきましょう。

薄く広く実装する

特定のコンポーネントを深掘りすぎると、事情や仕様が変わった時に大変です。 CI/CDのように開発とリリース間の距離を短くできるようなコンポーネントは、大きく進捗に影響します。 雑でもいいので、サクッと作ってしまいましょう

Dev環境を用意する

「ローカルからAPI叩きたいけど、APIキーを置いても大丈夫かな?」というような心理的障壁は、即怠惰な気持ちにつながります。 いかに「別に問題が起こっても、本番環境から隔離されてるから大丈夫」と安心感をもてるように、git-secrets, secretlintのようなものをリポジトリやCIに入れてしまいましょう。 これで自信を持って開発に集中できますね。当社の場合、Azure ADやGoogle Workspace、slackなどの社内サービスにもDev環境を用意しています。

CTO室では、重要サービスの保護活動や、脅威モデリング、プライバシー体制の構築等に勤しんでいます。 また、その傍ら実際のプロダクトにもがっつり関わり、ゆくゆくはその知見をもとにした爆速な構築体験を提供できるようになりたいものです。 さまざまな技術や分野に関わっていきたい方は、是非、ご検討ください。

layerx.page.link

次回はマーケのgokanさんです。