こんにちは、すべての経済活動をデジタル化し、圧倒的に使いやすいプロダクトを届け、働くをラクにしたいmakogaです。
今回は私が所属しているバクラク事業部の入社時研修でプロダクト組織理解というコンテンツを実施した話です。LayerXの行動指針にはBet Technologyというのがあり、「技術にBetすることは、より良い未来にBetすることだと私たちは考える。判断に迷ったときは、⻑期的には技術が勝つと信じ、技術に賭ける選択をしよう。」という考え方をしています。組織全体でBet Technologyしていくには、プロダクトをお客様に届けるチームも含めて、プロダクト組織が持つ役割について高い理解を持っていることが大事だと思います。
なお、7月はエンジニアブログがたくさん出る #ベッテク月間
です。こちらのカレンダーに、これまでの記事と今後出る予定をまとめてます。よければぜひチェックしてみてください!
きっかけ
バクラク事業部は大きく2つに分かれています。実際にプロダクトを開発するプロダクト組織と、そのプロダクトをお客様に届けきるディストリビューション組織です。
これまではプロダクト組織とディストリビューション組織でそれぞれ別々の入社時研修を実施していました。しかし、今後は一部のコンテンツを合同で実施することにしました。この決定は、両組織間の理解と協力を深め、シナジーをより高めることを目的としています。特に、ディストリビューション系の職種がプロダクト組織の働き方や価値観を理解することで、業務の円滑化とより良いプロダクト開発が期待されます。
プロダクトとディストリビューションのケイパビリティ(全体の組織力、組織固有の強み)についてはバクラク事業の責任者が書いたnoteがありますので、ご興味もたれた方はぜひ読んでみてください。
コンテンツの内容
アイスブレイク
今回はGoogle Meetで実施しました。オンラインの場合の定番として、まずは今朝食べたものをチャットに書いてもらいました。オートミールやプロテインなど健康志向の人や朝食は食べない人など、みんなが書いてくれました。最初にチャットに投稿する練習をしたことでハードルが下がり、その後は私が説明している最中にもたくさん質問を書いてくれました。
組織構成
- 組織図: プロダクト組織の組織図を紹介し、各チームの位置づけとその役割を説明しました。
- 組織構造: 組織の構造とその背景にある考え方を詳しく解説しました。
プロダクト
プロダクトビジョン: 私たちのプロダクトが目指すビジョンを共有しました。 引用元: 『CPOが開発する覚悟 〜コンパウンドスタートアップにおける、爆速の新規プロダクト開発スタイル〜』 7頁
プロダクトバリューとロードマップ: プロダクトバリューと現時点でのロードマップが記載されているページを紹介し、あるプロダクトのロードマップを見ながら具体例を説明しました。
デザイン
ミッション&バリュー: デザインチームのミッション&バリューを紹介しました。
デザインに掛ける想いについては2024年7月1日に専門役員(デザイン担当)に就任したzakky-san(野崎)が去年書いたnoteをぜひお読みください。 note.com
エンジニアリングカルチャー
開発速度が速いとは: 開発が速いとはどういうことなのか、その理由と具体的な方法について説明しました。 引用元: 『爆速開発文化を支えるProduct Engineerの 開発生産性向上の取り組み』 11頁
プロダクトの価値とは: プロダクトの価値をどのように定義し、それを最大化するためにどのように取り組んでいるかを共有しました。
引用元: 『本気でプロダクトに向き合うCTOになるために必要な事 (技育祭2024春)』新規開発・機能改善の流れ: 新規開発や既存機能の改善のプロセスを具体的に紹介し、参加者がその流れを理解できるようにしました。 引用元: 『爆速開発文化を支えるProduct Engineerの 開発生産性向上の取り組み』 20頁
参加者の声
入社時研修実施後のアンケートでは満足度が高く、下記のようなコメントがありました。
- 「機能実装やアップデートがどのような仕組みで行われるかが具体的に理解できました。また、研修中にコメントで質問を募るなど、非常に参考になりました。」
- 「プロダクト組織の理解を深めることが難しいため、1つずつ説明していただけることはありがたかったです。LayerXはプロダクトが強い会社だと感じました。」
- 「インタラクティブな研修で、非常に楽しく参加できました。アイスブレイクのおかげで発言しやすい環境が整い、丁寧な説明でじっくり理解しながら話を聞けました。」
- 「ディストリビューション組織とプロダクト組織がどう繋がっているかを知る上で良い会でした。具体的にディストリビューション組織と連携しながらどういうものを作っているかの例も紹介していただけるともっと良かったかもしれません。」
- 「前職ではプロダクト組織と交流する機会がほとんどなく、開発の優先順位や思考、組織体制について詳しく知ることができました。」
- 「ディストリビューション組織の研修内容にプロダクト組織について知る機会があるのは嬉しいです。ソフトウェア事業として開発の流れやロードマップの理解を深めることは重要だと思います。」
今後の改善
今回の研修を通じて得られたフィードバックを基に、今後の研修内容をさらに改善していく予定です。具体的には、ディストリビューション系の職種とプロダクト組織がより具体的な連携事例を共有し、実践的な理解を深めるためのセッションを追加することを検討しています。また、インタラクティブな要素をさらに強化し、参加者全員が積極的に関わることができる環境を整えることを目指します。
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