こんにちは、LayerX インボイスのAI-OCRを開発しています、新卒ソフトウェアエンジニアのTomoakiです。 推しのグリーンカレーのペーストはMAE PLOYのものです(KALDIとかにあります)。
さて、私ごとですが最近大学を卒業しまして、”新卒の社員”になりました。 新卒ということで入社エントリーなるものを書く機会を頂いたのですが、LayerXではすでに2年程働いているので、入社エントリーというよりは"入社経過エントリー"を書いていきたいと思います。
今回は新卒社員から見てLayerXがどんな会社かを
①事業
②人・カルチャー
の2つの観点から、よくある勘違いを交えつつ紹介していきたいと思います。
TL; DR
LayerXはテクノロジーを駆使する事業会社です。
現在は経理向けのSaaS、アセマネ会社の立ち上げ、秘匿化技術の研究開発を行っています。
リスクを取って、産業のデジタル化、特に重い産業の生産性向上をテーマに、本気で日本を改革しようとしています。
現在の事業にとどまらず、「すべての経済活動のデジタル化」の実現を進め、歴史に残る偉大な会社になると私は信じています。
若いメンバーもたくさん在籍していて、各方面で大活躍しています。
在籍期間に関わらず活躍できる環境が整備されています。
LayerXはテクノロジーを駆使する事業会社
よくある勘違い:LayerXはブロックチェーンの会社
たまにある勘違い :LayerXは大企業・事業会社の受託開発の会社
LayerXは大きくDX事業部、MDM事業部、LayerX Labsと3つの事業部から構成されます。
DX事業部は経理向けのSaaSプロダクトである、請求書AIクラウド 「LayerX インボイス」を自社で開発・提供しています。3つの事業部の中でも最も人数が多い部署で今も絶賛拡大中です。
三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社(以下、MDM)は2020年4月に、三井物産54%、LayerX36%、SMBC日興証券5%、三井住友信託銀行5%の4社JVでスタートした会社です。MDM事業部にはMDMに在籍するLayerXのメンバーが所属します。
MDM事業部では「複雑なオペレーションとテクノロジーを掛け合わせて、どうアセマネ業務をリデザインするか」という問題に向き合い、ゼロからアセマネ会社の立ち上げを行っています。3つの事業部の中でも2番目に人数が多い部署です。
LayerX Labs(研究開発)は主にプライバシー保護技術の研究開発を行う事業部であり、長期的目線での事業の立ち上げを目指しています。直近では加賀市、つくば市とインターネット投票の実現などを進めています。
以上のように現在のLayerXは経理・金融・行政の領域を中心に事業を展開しています。
これらの領域はオペレーションが極めて複雑であったり、ライセンスが必要だあったり、法規制が絡んでいたりと単にSaaSなどを導入するだけで効率化が実現できるような領域ではありません。 したがって、今もアナログな作業が多く残存しています。
LayerXはそれらの領域のオペレーションをなるべくテックを活用してデザインし直し、効率化することを目指しています。 LayerXは大企業・事業会社の受託開発を行う会社ではなく、事業そのものを展開する会社です。必要に応じてはその領域のエキスパートとタッグを組むことで最速で事業の立ち上げを実現しようとしています。
また、ブロックチェーンの会社だと勘違いされることも多いですが(以前はそういう側面もありました)、LayerXは自社で経理向けのSaaS事業を展開したり、アセマネ会社をゼロから作ったり、インターネット投票など秘匿化技術の研究開発を行ったりと、産業のデジタル化をメインとする事業会社です。
会社の代表取締役である、福島さん・松本さんはじめLayerXにはto Cの領域で活躍された方が多く在籍していますが、皆次の10年はto Bの領域におけるデジタル化に闘志を燃やしています。リスクを取って、産業のデジタル化、特に重い産業の生産性向上をテーマに、本気で日本を改革しようとしています。
私はLayerXが、現在の事業にとどまらない産業のデジタル化・効率化により、ミッションである「すべての経済活動のデジタル化」の実現を進め、歴史に残る偉大な会社になると信じています(そうなるようにコミットします)。
LayerXは年齢や在籍期間に関わらず全員が活躍する会社
たまにある勘違い:LayerXはベンチャー2・3周目のシニアなメンバーがほとんどで、若手はあまり活躍してない
確かに、LayerXにはベンチャー2・3周目のシニアなメンバーが多く在籍しています。しかし、若いメンバーもたくさんいます。昨年は新卒で2名、今年も私を含めて2名新卒で入社しており、さらに大学在学中の執行役員がいてと実は20代前半のメンバーが結構います。
昨年新卒の伊藤・田本さんはMDM事業部を主導していたり、執行役員の中村さんはLayerX Labsの所長として「ベンチャー企業での研究開発」というチャレンジングな取り組みをしており、私も日々刺激を受けています。
他にもLayerX インボイスのPMを担う生田さん、営業の柱である宮崎さんなど、若い世代が事業の推進において重要な役割を担っています。
また、LayerXのメンバーは個人の力が高い人が多いのですが、私はそれ以上に全員のチームワークが特に素晴らしいなと思っています。 これは週次定例で毎週みっちり情報の共有を行うので全員の目線が合っていることが大きいと思います。
週次定例では会社としての戦略や方針の共有だけでなく、現在抱えている課題感や不安といったふわっとしたものまでも含まれます。目線が合うと、誰から指示されることなく求められる意思決定を実行することが可能になり、結果として個人への権限・責任の移譲が進みます。
また、経営会議や週次定例の議事録といった会社の意思決定に関わる情報はすべてメンバーに公開されているため、古株メンバーと新規メンバーの間の情報の非対称性は小さく、スムーズなオンボーディングにもつながっています。
このようにLayerXでは、情報収集などに余計な手間をかけることなく新規メンバーがすぐに持ち味を発揮できる環境が整備されており、さらに各々が裁量を持ってできる仕事がどんどん振られていくため、年齢や在籍期間に関わらず全員が活躍できる会社になっているのだなと感じます。
私もLayerX インボイスのコア機能であるAI-OCRの開発をやらせていただいておりますが、会社の透明性や周囲のサポートに日々助けられていると実感します。
最後に
今回は新卒社員から見てLayerXがどんな会社かを紹介しました。少しでも興味がありましたら、一度お話させてください。
このブログの読者から次の10年を一緒に作っていくメンバーが生まれれば嬉しく思います。
本記事を通じてLayerXの事業やメンバー・カルチャーについて知って頂けただけでも嬉しく思います。
ちなみに新卒の募集もあります。