LayerX エンジニアブログ

LayerX の エンジニアブログです。

SaaS開発者がSaaSを導入してみて感じたこと

こんにちは!2023年に新卒としてLayerXに入社したhideです! 現在はバクラク共通管理基盤のエンジニアとして働いています。そしてGatherの伝道師でもあります。この記事はUXにこだわるSaaS(バクラク)開発者がUXにこだわるSaaS(Gather)を導入する際に感じたことを書いていきます。

Gatherとは?

Gatherとは、レトロ x 遊び心が特徴的なバーチャルオフィスです。 独自に装飾できることをはじめ、個人の机にメモをおける機能や、呼び鈴機能などバーチャルの良いところを取り入れつつ、オフィス感も残していくれている非常にUXの良いSaaSです。

Gatherオフィス

LayerX, Gatherはじめました

なにはともあれ、LayerXは1ヶ月間の無料トライアル期間を経て10月よりGatherを本格導入しました。LayerXは元々チームごとにZoomのブレイクアウトルームに分かれてバーチャルオフィスとして利用していましたが、トライアル期間の社員からのフィードバックは概ね良かったこと、Zoomで感じていた課題をGatherが良い感じに解決してくれたことが主な理由です。

Zoomで抱えていた課題とは?

Gatherが導入されるまで4~5人のチームごとにZoomのブレイクアウトルームに常に集まって適宜相談しながら仕事を進めていました。そんな運用でどんな課題があったかというと、例えばこんなやつです。

Zoomの悩み
このような課題感から、トライアル開始時に我々がGatherに期待していたこととしては

  • New Comerのメンバーの声かけのハードルを下げること
  • チーム内に閉じず、チーム横断したコミュニケーションを活発にすること
  • 偶発的な会話をオンラインでも産むこと

でした。

とはいえ!!!!

Zoomでの運用に課題はありましたが、社員全員がそれを強く感じているわけではありません。またGatherはZoomの全てのユースケースをカバーするわけではないので追加でお金がかかることになり、個人としてはGatherのことはめちゃくちゃ好きだけど、組織にとってわかりやすいメリットを提示することができず「導入されるかは微妙だな〜〜」という肌感でした。 そう、好きだけじゃお金が絡む判断はなかなかできないわけです。

そうだ、Factを見よう

LayerXには行動指針の1つとして、Fact Baseがあります。 組織にとって本当に良いものかを自分自身も、組織も納得感を持つためにFactは重要な要素の一つになると思います。

悲しい!けど正しいけど仕方ない!

Gatherの場合は、コミュニケーションのハードルを下げることが最も期待するアウトカムなため、それを測定できるFactとして、Gather上で社員ごとの会話時間と会話相手、1ヶ月間でそれらがどんな遷移をしたのかを知ることができると、最も納得感のある結論を出せると思いました。

みたいなことを、Gatherの担当者の方に問い合わせた結果…

  終
制作・著作
━━━━━
ⓁⒶⓎⒺⓇⓍ

結果的にクリティカルなFactを取ることができませんでした。ただどうしても実態を知りたかったため、今回はトライアル参加者全員にアンケートを実施しました。総勢100名の回答が集まり、その結果を見てみたところ、確かに当初の課題は解決している可能性が高いことがわかりました。

アンケート結果

あれ、Gatherって何かに似てね?

こうしてGatherを導入が決定し、ひと息ついていたところ、ふと「Gatherってバクラクに似てね?」と思うようになりました。 バクラクシリーズは現在、6つのサービスを提供しています。これらに全て共通することはプロダクト間のシームレスな情報連携による圧倒的な使いやすさです。

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特にSaaS領域では生産性を向上させるため、使いやすさにこだわったプロダクトが多い印象があります。使いやすさは非常に重要な指標である一方、その効果が非常に定量化しづらい側面を持っています。バクラクを含めたこのような全てのプロダクトにおいて、導入担当者には強く推していただけているのにも関わらず、決済者にそれを伝える指標がないために苦労されている方はいらっしゃるのではないかと妄想しています。

妄想

バクラク伝道師の皆様の力になりたい!

今回のGather導入を担当してみて、共通管理基盤のエンジニアとしてはバクラクの体験をより伝わり易くしたいと思いを馳せるようになりました。 そもそも共通管理画面は、バクラクのどのサービスを契約していてもお客様に触っていただけるバクラクの玄関のようなサービスです。玄関に求められるのは安心・安全であることと、全員が触るサービスだからこそバクラクの良さが分かりやすく伝えることがあると思います。 バクラクを安心・安全に使ってもらうことを念頭に置きながら、今後はバクラクを使った効果を色々な人に伝えるために機能開発していきます!!!!!!!!!