LayerX エンジニアブログ

LayerX の エンジニアブログです。

プロダクトチームの HRBP として、なめらかに情報を行き来させる価値に気付いた話

6 月から始まっている #LXベッテク月間 4 日目担当の @serima です。

前回の記事は @shun_tak による MIRU2022 (第25回 画像の認識・理解シンポジウム) にゴールドスポンサーとして参加しますという記事でした! 当日 MIRU2022 へ参加される方、是非ブースにお立ち寄りください。

今回は、LayerX の行動指針のひとつである Bet Technology に絡め、「エンジニアリングバックグラウンドのある私が、HRBP として動くことで感じるメリット」について筆を執りたいと思います。

HRBP の説明についてはエムスリー株式会社の CTO 山崎さんが書かれたこちらの記事が分かりやすいので引用させていただきます。

HRBPとはHuman Resource Business Partnerの略称で企業における人事機能の1つです。 人事機能の中でも特に事業部門の経営者や責任者のパートナーとして事業成長を人と組織の面からサポートする役割を担います。つまり、HRBPは、事業成長のために経営者や事業責任者に伴走し、事業成長のための問題解決を経営者や事業責任者とともに推進することが主要なミッションとなります。

現時点で LayerX では HRBP としてのミッションを明確に定義をしているわけではありませんが、私自身も概ね上記に沿った動きを意識しています。

LayerX における HR チームの立ち位置

LayerX には事業部門として、バクラク事業、Fintech 事業、PrivacyTech 事業の 3 事業が存在しています。

HR チームは人事広報部に内包されており、全社の共通部門として位置しています。

HR メンバーそれぞれの紹介は以下 note に詳細にまとまっていますのでぜひご覧ください。(HR メンバーは現時点で 5 名ですが、7 月から新たな仲間を迎えることになり今からワクワクしています!)

note.com

最近はバクラク事業部以外も採用活動が活発になってきたこともあり、HR メンバーそれぞれが事業部とタッグを組んで採用活動に邁進しています。

バクラク事業部の HRBP について

今回は、私の役割の説明にフォーカスするため バクラク事業部と HR チームの関係性について概略を示します。

この図でいうところの、Product 部門の HRBP(Human Resource Business Partner) の役割を担っています。(ちなみに補記しておくと、HRBP 以外の HR メンバーも事業部とは頻繁にコミュニケーションを取っています。)

Product 部門の HR/HRBP としては現在、主に以下のような活動をしています。

  • マネジメントミーティング
    • CTO 松本、事業部 CTO/CPO 榎本との人事組織面のアラインメント
    • アサイン・組織コンディションの共有
  • プロダクト部門(主に SWE/PdM/Designer)の採用
    • スカウト、カジュアル面談、書類選考、1次面接など選考プロセス全般(新卒・中途問わず)
    • プロダクトチームとの採用定例の実施
  • プロダクト部門のメンバーが活躍し続けられるような支援
    • Manager <> Member 等の 1on1 への同席
    • 事業部全体の定例ミーティングへの参加
    • 必要に応じての個別 1on1 実施
  • Tech PR 活動の支援
    • 技術イベントへの登壇サポート
    • 技術カンファレンスへのスポンサード

こうした活動を通じ社外はもちろん、社内でも多くのレイヤーの一次情報にアクセスする機会を持つことで、それぞれの現場でどのような課題が発生しているのかを比較的早期にキャッチすることができていると感じています。

これらの一次情報をもとに解釈・整理したうえで、それぞれに対してフィードバックをしていくことで組織の健全化に貢献できるような活動を行っています。 (もちろん私も完璧ではないので、私自身もフィードバックをもらいながら前進しています)

「EM と HR は地続き」を実感している話

以前、EM と HR は地続きだったという note を公開しましたが、HRBP 的な活動を通じてさらに確信を強めました。

HRBP としての地の利を活かすことで、以下 3 点が実現可能になりました。

  • 開発の現場へディープダイブし、組織内の一次情報を得ること
  • 多くの採用候補者の方と初回接点を持ち、採用マーケットの一次情報を得ること
  • 採用候補者との初回接点から(入社頂いた場合の)入社後の活躍まで、一気通貫で接点を持てること

そして、これらで得た一次情報をもとに以下のようなアクションが取れるようになりました。

  • HR としての第三者視点を活かし、組織内にフィードバックを行えること
  • 採用候補者の Will に対して「社内に点在する機会」を早期に候補者に伝えられること

事業・組織ともに動きが早い LayerX では、積極的に一次情報を取りに行く姿勢が求められます。しかし、一次情報を得るだけで満足してしまっては意味がありません。

一次情報を「いい感じに」料理し、「いい感じに」情報を伝える必要があります。

実はこういった場面に数多く遭遇するのですが、まさにこの「よしなに力」を発揮するときにエンジニアリングマネージャーとしての経験が活きていると感じています。

EM 的な活動と HR 的な活動をあえて分断せず、なめらかに情報を行き来させること。思った以上に価値があるのかもしれないなと感じており、このポジションの魅力をより一層感じているところです。

そして、これらは事業部の方々の協力で成り立っています。日々の皆さんのサポートに感謝しています!この場を借りてお伝えします!引き続きよろしくおねがいします!

採用・採用・採用!

「HR に ex-EM/VPoE をアサインする意思決定をすること自体が Bet Technology な組織である」こと、入社前から薄々感じていたことではありますが、今なら胸を張って言えます!

HR チームとしては最近ポジションをオープンした HR オペレーションスペシャリスト へのご応募を心からお待ちしています!一緒に Bet Technology していきましょう。

open.talentio.com

あわせてエンジニアリングマネージャーも絶賛募集中です!エンジニアリングマネージャーと HRBP はタッグを組んでこそ双方が価値を発揮しやすいと感じています。Trustful Team やっていきましょう!

open.talentio.com

そして、このような組織でハタラクことに少しでも興味を持ったソフトウェアエンジニア/プロダクトマネージャー/デザイナーの方、ポジション問わず、まずは Meety 経由でお話しましょう!

meety.net