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【イベントレポート】DX Tech Talk #4 「ソフトウェアの力で巨大な課題解決に挑む」_Autify × LayerX

LayerXの石黒(@takaya_i)です。LayerXでは採用や組織づくり、広報の面から開発チームをサポートしています。

今回は、AutifyとLayerXの共催で5月25日にオンラインで実施した【DX Tech Talk #4_ソフトウェアの力で巨大な課題解決に挑む】のオンラインイベントをレポートします。開発組織の課題感や、向き合う課題について興味をお持ちいただくきっかけになれば嬉しいです。

layerx.connpass.com

イベント概要

DX Tech Talk とは

「もう一つのDX」と呼ばれる、DX(=Developer eXperience)を題材に、開発組織やTechnologyのトークが大好きなゲストをお迎えし、Developer eXperienceを中心にトークするイベントがDX Tech Talkです。

今回は「技術の力で世界中の人々の創造性を高める」をミッションに掲げるAutifyとLayerXの共催で、下記2つのトークセッションに分けてそれぞれ対談を行いました。(2021年5月25日 オンライン開催)

Talk Session 1 :開発スピードを出すためにこれまで各社が「捨ててきたこと」
Talk Session 2 :今のフェーズだから「シニアなエンジニアに来てほしい」その理由

この記事では、当日の様子を各セッションのハイライトと共にお届けします。

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パネラーの様子。笑顔の絶えないイベントになりました

当日の資料

speakerdeck.com

Talk Session 1:開発スピードを出すためにこれまで各社が「捨ててきたこと」

Q.開発スピードの「源泉」について教えてください

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守屋: Autifyでは、開発スピードを上げるといった時に、まずは雑務を減らしていくこと、つまり自動化を大切にしています。例えば、デプロイの手間を減らしたり、リリースノートなども自動で分類して出るようにして、開発に集中できるよう「気の散る作業」を減らしています。

梶原:その自動化は誰が進めているんですか?

守屋:できる範囲で、全員がやります。どの分野においても、触ったことがある、または触ってみたい、という人がいて、それぞれが自動化に取り組みます。自動化(の達成)には馬力が必要ですが、積み重なっていくものなので、将来的に報われるなと思っています。そういった背景から、社内では「自動化は大事」という共通意識がありますね。

梶原:LayerXの開発文化にはDDD(Demo Driven Development)という言葉があります。開発スピードとは、つまり「お客様に対して価値を提供するスピード」なので、作る前に『その機能は本当に必要なのか?』の議論があります。本当にお客様が欲している機能だけを作っていく、いらない機能を作らない、というのが開発スピードにつながるのではと思います。

Q.開発スピードを出すために「取捨選択」したことはありますか?

梶原:LayerXではエンジニアブログを書いていて、私はその中でQAへの取り組みについて書いたのですが、まずインセプションデッキを作り、一番最初に「やること」と「やらないこと」を決めました。過度なドキュメンテーションをしない、過度な品質管理をしない、など。価値を提供できるスピードを優先して、(経理のプロダクトなので)もちろんちゃんとはしているんですが、ちゃんとしすぎない、というのを意識しています。

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「やること」と「やらないこと」

例えば、簡単な機能は仕様書などを作らずにエンジニアがその場で考えて作って、デモでOKであれば、そのまま実装するといったような感じです。最終的にE2Eのテストシナリオには書くけれども、開発の段階でエンジニアにドキュメンテーションをさせない、というところは意識していますね。

守屋:初期のAutifyはSPAで作られていたのですが、一度Railsのアプリに戻す、ということがありました。SPAだと、例えばAPIを作って、UIを作って、両方一緒に出すというように、エンジニア間でのいってこい(お互いの完了を待つタイミング)が発生しますよね。でも、実はその両方を作らなくてもいい管理画面の方が機能が多いじゃないか、ということが発生しまして、『SPA、やめない?』という意思決定になりました。 SPAの方が新しい技術なので、SPAを使いたいというエンジニアの気持ちがありつつも、お客様に価値が届くまでのスピードに対し、SPAをやめた方が早いなら、その方がいい、という結論になりました。

Talk Session 2:今のフェーズだから「シニアなエンジニアに来てほしい」その理由(CTO対談)

Q.シニアなエンジニアの定義について教えてください

松本:まず、LayerXでは12ヶ月〜18ヶ月後を見据えた将来の組織図を作っていて、そこから逆算して行こう、「組織図はソフトウェアに従う」という言葉を常に意識しよう、という話をしています。例えばSaaS事業は、現在プロダクトが増えていく時期です。認証認可系とか、OCR系とか。それぞれのチームの中に必要なロールがあって、それはPOだったり、PMだったり、EM、テックリード、デザイナーなど。そのロールごとのトップをシニアと定義しています。

直近だと、組織とプロダクトを設計できる人が必要という意味でPEM(Product Engineering Manager)の募集を開始しました。テックリードとか、PdMとか、EMの領域を全部カバーできる人をシニアと呼んでいて、それぞれの専門性にフォーカスして、周りを引っ張っていける人を想定しています。

松浦:Autifyの組織には、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアしかいないんです。その理由は、ビジネスゴールを考えたときに、「フロントエンドだけできる人」ではなくて「フロントエンドに軸足を置きつつ、バックエンドも回せる人」がスタートアップに向いているエンジニアだと思っているからです。(それを前提として、)会社のゴールを最短で実現できる人がシニアなエンジニアだと思いますね。要するに、軸足は持ちつつも、フルスタック的に動ける人です。技術面も重要ですが、エンジニアリングチーム外(ビジネスチームなど)とも連携して進めていける人を想定しています。

松本:円滑にコミュニケーションができるというのが大事ですよね。あと付け加えるとしたら、信頼できる意思決定が可能で、リーダーシップがある、ということですかね。

今後数年で作りたいエンジニア組織はどんな組織ですか?

松浦:いろんなエンジニアリング組織があることを前提としつつ、大きく分けると「狭く深い技術を持つエンジニアを集めた、(いわゆる)特化型の組織」と「ビジネス航路を見据えて、(どちらかといえば)浅く広い技術を持つエンジニアを集めた組織」があると思います。Autifyは、お客様のバーニングニーズを解決する方向へ、常にスピード感を持って進んでいくために、お客様の抱える問題を幅広く見て、いろんな技術を使って解決するような、浅く広いスキルを持ったエンジニア組織にしたいなと考えています。チーム間をエンジニアが異動する、というのも見据えていますね。フットワーク軽く、なんでもできる組織にしたいなと思っています。

松本:LayerXには「すべての経済活動をデジタル化する」というミッションがあります。いろんなドメイン、新規事業が出てくる中で、それぞれがベストプラクティスを共有しながら、独立して動ける組織を目指しています。

最後に

以上、イベントの様子についてお届けしました。 今後のイベントについては随時LayerXのconnpassページにUP予定です!

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