LayerX エンジニアブログ

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TSKaigi 2025 参加レポート!

こんにちは、バクラク勤怠の tiger(@ta1m1kam)です。 先日開催された TSKaigi 2025 に、ブロンズスポンサーとしてLayerXが協賛し、私も含めて4名で参加してきました!この記事では、当日の様子や印象に残ったセッションなどをご紹介します。

LayerXとTSKaigi 2025

LayerXは今回、TSKaigi 2025にブロンズスポンサーとして協賛しました。協賛の背景については、以下の記事で詳しくご紹介しています。

tech.layerx.co.jp

TSKaigi 2025 朝YOGA

TSKaigi開幕前には、株式会社スタメン様主催の「朝YOGA」にも参加しました。2日間の濃密なカンファレンスに備えて体をほぐし、参加者同士で事前に交流できる貴重な機会でした!

TSKaigiの前に!KANDA SQUAREで朝ヨガ powered by スタメン - connpass

朝YOGA

LayerXからの登壇者と登壇内容

今回弊社からはLayerXのソフトウェアエンドエンジニア泉 (@izumin5210)と田中 (@yuya_presto)の2名が登壇しました。

複雑なフォームを継続的に開発していくための技術選定・設計・実装 @izumin

useState で作るシンプルなフォームを出発点に、React Hook Form+Zod 、仕様の複雑化に合わせてモデル分離し MobX/jotai による状態管理へと段階的にスケールアップする実践ステップを、具体例でわかりやすく解説しています。

speakerdeck.com

ts-morph実践:型を利用するcodemodのテクニック @ypresto

ts-morphで型と参照情報を活かし、console→logger置換やnoImplicitAny解消など大規模リファクタを安全に一括自動化するテクニックをコード付きで解説しています。

speakerdeck.com

スライド中で紹介しているヘルパーのリポジトリです。

github.com

印象に残ったセッション

The New Powerful ESLint Config with Type Safety (Anthony Fuさん)

talks.antfu.me

Anthony Fuさんが 招待講演として ESLint v9から導入されたFlat Configについて型安全に使用する方法を Legacy Configと比較しながら紹介していただきました。Anthony Fuさんが自作されたOSSが多数出てきてとても興味深い内容でした。

AI Coding Agent Enablement in TypeScript ~ エージェントを自走させよう ~ (yukukotaniさん)

speakerdeck.com

Human-in-the-Loop を極力減らし、自走させるべく「解空間」を明確に定義して狭めることを基本方針とされていて、その手法として、解空間の定義をLLMに与えるためのコンテキスト注入(ClineRulesやCurosrRulesの作成)、TS(型チェック)、Linterによる静的解析・自動テストによるフィードバック、デザインシステムのMCPサーバ化によるコンテキスト注入などの手法を紹介されていました。私も普段Cline(Roo)やCursorを用いて実装するためこのスライドの内容を意識していこうと思いました!

機能的凝集の概念を用いて複数ロール、類似の機能を多く含むシステムのフロントエンドのコンポーネントを適切に分割する (NoritakaIkedaさん)

speakerdeck.com

複数ロール・類似機能を持つコンポーネントの設計について、なぜロールごとにコンポーネント分割すべきかを凝集度の観点から解説し、機能的凝集の観点からのコンポーネント分割を実践することでチームのベロシティ向上が見込めるなどの成果について紹介されていました。チームでもコンポーネント分割については議論するポイントが多いため、プロダクトで実際に運用されている知見が共有されて大変ありがたかったです。

TSKaigi 2025 After Talk

TSKaigi 2025の閉幕後、本日!5月27日(火)!にアフターイベント「TSKaigi 2025 After Night 〜セッションおかわりの会!〜」を開催する運びとなりました。

本イベントは、TSKaigi 2025にご協賛されているビットキーさん、Ubieさん、キャディさんとLayerXの4社共催で実施します。 TSKaigi本編のセッション内容について、さらに理解を深めたり、参加者同士で知見を共有したりする場となることを目指しています。

TSKaigiで得た学びをさらに深めたい方、他の参加者と交流したい方は、ぜひご参加をご検討ください。

イベントの詳細およびお申し込みは、以下のconnpassページにてご確認いただけます。

bitkey.connpass.com